アメノオト

人形の福祉屋の日々

『魔法使いの嫁』

 

 

 

 

 

 

魔法使いの嫁 通常版 3 (BLADE COMICS)
 

 

 

魔法使いの嫁 通常版 4 (BLADE COMICS)
 

 

 

魔法使いの嫁 5 (BLADE COMICS)

魔法使いの嫁 5 (BLADE COMICS)

 

 

 

魔法使いの嫁 6 (BLADE COMICS)

魔法使いの嫁 6 (BLADE COMICS)

 

 

 

 師匠の「読書の比率1:2のルール」に基づいた「2」の本も載せていくことにした。「2」の本の記念すべき初回はこれ。イギリス好き、魔法使い好き、異形好き、にとってはもう堪らない作品である。

 「すべてをなくした人間が、喪ったものを少しずつ取り戻していく話」という物語である。主人公チセが魔法使いの弟子となり少しずつ成長していく話でもあり、導き手でもあるエリアスも実はチセとの関係によって成長していくという、優しい気持ちになる物語。それと、随所にちりばめられたイギリスのあれこれ、イギリスというよりブリテン、と言ったほうが適している。イギリスは魔法使いの国であるし、古くはケルトの時代の文化とか風習とか随所にちりばめられていて本当読んでいて飽きない。半年に1冊の刊行ペースなので待つ時間がじれったくもあり楽しみでもある。

 この本に出てくる魔法使いの1年間の暮らしってのは本当に憧れるところで、リアル生活でも実践したくなるところ。できる限り自然と共に在り、日本に根差した季節の行事を執り行うような生活を心がけてはいるけれど、なんだかんだと仕事漬けの生活では難しいのであった。